【書籍】松平不昧 名物に懸けた大名茶人    木塚久仁子 著 [131cbk18074]

【書籍】松平不昧 名物に懸けた大名茶人    木塚久仁子 著 [131cbk18074]

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第29回茶道文化学術奨励賞受賞作! (公益財団法人 三徳庵 主催) 次の媒体で紹介されました!

「茶の湯文化学」第32号

「茶の湯」第533号

「茶道文化」2018年6月1日号

「茶華道ニュース」2018年5月1日号

 

木塚久仁子 著

 

膨大な茶器コレクションを分類・格付けした『古今名物類聚』を考察。 「雲州名物」所載品一覧や、不昧著の「茶礎」なども収録。 【内容】  名物蒐集と研究に情熱を注ぎ、 歴史的な茶道具図鑑を出版した史上稀なる茶の湯の巨頭  家康の血を引く出雲松平家の当主として生まれた松平不昧。  若くから茶の湯に目覚め、破綻していた松江藩(18万6千石)の財政改革に成功すると、膨大な名物茶器を購入した。  その所持品リストを「雲州蔵帳」としてまとめ、茶器の研究をして分類・格づけし、『古今名物類聚』として出版した。  また、自らの好み道具を多数作らせた。  隠居後には、品川の1万8千坪にも及ぶ下屋敷に11の茶室を造って悠々自適に暮らし、天寿を全うした。  本書では、こうした不昧の事績を一つひとつ詳細に分析し、個人の嗜好を越えて、後世の茶の湯文化に与えた影響を再評価していく。  付録には、不昧所持品リストである「雲州蔵帳」(雲州名物)839点のうち588点、年譜、系図などを収録。

 

【目次】  序 章 二十歳の茶書  第1章 大名松平不昧  第2章 若き日の茶書  第3章 茶道具の収集  第4章 『古今名物類聚』  第5章 茶風  第6章 茶の湯三昧の晩年  終 章 語り継がれる茶人  付 録 「贅言」「茶礎」「茶道大意之事」翻刻文 / 年譜 / 「雲州名物」所載品一覧 ほか

 

【著者プロフィール】  木塚 久仁子  1965年、栃木県生まれ。筑波大学卒業。  1988年から土浦市立博物館学芸員。専門は日本社会経済史・芸能史。  筑波大学非常勤講師・京都造形芸術大学非常勤講師。  著書・論文に「『名物記三冊本』その構造と成立課程」(茶道学大系第十巻『茶の古典』淡交社)、「土屋相模守政直と茶の湯」(熊倉功夫編『茶人と茶の湯の研究』淡交社)などがある。

四六判 上製 280頁(口絵カラー8頁) 定価3,200円+税

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